政治に興味がないのはコスパが悪いから

  • 「少しでも興味を持ってほしいから」という理由でなされる政治的活動は多い
    • のか?ただ目立つから意識に泊まっているだけかもしれない
  • 政治ごとに関心を持たない理由はかなり明らかだと思っていて、そこがぬぐえない限りその思いは成就しない。なのでその政治的活動もその目的においては意味がない、と思う。

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  • 政治に興味がないのはコスパが悪いから
  • これを、一票じゃ何も変わらない・誰に投票しても同じ、と表現する人が多いが本質は同じ
  • 政治的活動を行って自分の暮らしをよりよくするためには、いろんなものを犠牲にしないといけない
  • 一番犠牲にするのは時間
  • 膨大な時間を使っていろんな人を巻き込んで政治に自分の考えを取り込んでもらって、やっと自分の一意見が反映される
  • 政治的活動によって自分の暮らしをよくするのはとてつもなくコスパが悪い

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  • 「一票じゃ何も変わらない・誰に投票しても同じ」といういい方はどうにも印象が悪い
  • 若造が何も分かってないと思われる
  • コスパの悪さは世代間の人口差による差別が大きな要因となっている
  • もうちょっといい表現を考えると、
  • 「政治に期待して調査を重ねるより、自分の仕事や家庭の問題により時間をかけたほうが自分や周りの生活の質向上を効率よく狙える」
  • という言い方になる
  • もうちょっと短く言えたらいいが、代わりに何をするのか、を明確に示すのが重要だ

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  • 堂々と政治への無関心を掲げよう
  • 恥じることはない
  • 自分がやるべきことに真摯に取り組むなら最も効率的な選択肢をるべきだ

思い入れのない音楽の聴き方

  • 近年音楽はあまり聞かなくなったがたまに垂れ流して仕事をする
  • 古いロックが多い。50s,60sくらいの洋楽が中心
  • 生まれてないしアメリカやイギリスに住んでもない
  • その時代その文化でその人がどう動いていたか、を想像するのが楽しい

  • 自分の思い出と音楽はリンクしない
  • どの曲を聴いてもどの場面も想起しない
  • 知っている自分の世界と、知らない音楽の場面は交わることはない
  • おそらく学校や職場や家などそれぞれを交わらせたくない自分の性格的な部分にも依存していると思うがこれは余談

  • 最近車に何年も使ってなかったipodを持ち込んで運転しながら聴くようになった
  • スマホをつないでもいいんだがipodはロックしてないので助手席の妻に操作してもらったりが可能なのがいい
  • いつもの通り思い入れはないが好きな曲を聴いていた
  • 妻「これ誰のアルバム?いいね」
  • まさかこんなことを言われるとは思わなかった

  • ジョージ・ハリソンの「All Things Must Pass」は1970年の大ヒットアルバム
  • LP3枚組というボリュームもすごい
  • 時代としては down to the earth を宣言するような構成がマッチしたんだと思う
  • 自分としてはジョージ・ハリソンのこのアルバムへの思いが好き
  • 音は実はそんな好きじゃない
  • ジョージ・ハリソンは各所のインタビューでジョン・ポールへの複雑なビートルズ時代の思いを語っている
  • 「ポールの10曲に付き合ってやっと自分の一曲に取り組んでもらえる」
  • 「僕の曲に真剣に取り組んでほしいと言ってるんだ」
  • このアルバムの大半はビートルズ時代に作られており、フィルスペクターらと自分の曲だけを真剣に取り組み続けた成果になっている
  • LPの三枚目はいろんなアーティストとのジャムセッションであり蛇足な一枚にも思えるがこの時期のジョージがビートルズという箱から抜け出した象徴といえる
  • 三枚目はあるべくしてある

  • という解説を妻にしたことはない
  • 素朴だけど地に足の着いた音を妻は純粋にいいと思ったらしい
  • しかしジョージにはいろいろ邪推してくる自分より素直な妻の感想が喜ばれるだろうな
  • そうか、そういう音楽の聴き方もあるのかと当たり前のことを思った

という話