- 近年音楽はあまり聞かなくなったがたまに垂れ流して仕事をする
- 古いロックが多い。50s,60sくらいの洋楽が中心
- 生まれてないしアメリカやイギリスに住んでもない
- その時代その文化でその人がどう動いていたか、を想像するのが楽しい
- 自分の思い出と音楽はリンクしない
- どの曲を聴いてもどの場面も想起しない
- 知っている自分の世界と、知らない音楽の場面は交わることはない
- おそらく学校や職場や家などそれぞれを交わらせたくない自分の性格的な部分にも依存していると思うがこれは余談
- 最近車に何年も使ってなかったipodを持ち込んで運転しながら聴くようになった
- スマホをつないでもいいんだがipodはロックしてないので助手席の妻に操作してもらったりが可能なのがいい
- いつもの通り思い入れはないが好きな曲を聴いていた
- 妻「これ誰のアルバム?いいね」
- まさかこんなことを言われるとは思わなかった
- ジョージ・ハリソンの「All Things Must Pass」は1970年の大ヒットアルバム
- LP3枚組というボリュームもすごい
- 時代としては down to the earth を宣言するような構成がマッチしたんだと思う
- 自分としてはジョージ・ハリソンのこのアルバムへの思いが好き
- 音は実はそんな好きじゃない
- ジョージ・ハリソンは各所のインタビューでジョン・ポールへの複雑なビートルズ時代の思いを語っている
- 「ポールの10曲に付き合ってやっと自分の一曲に取り組んでもらえる」
- 「僕の曲に真剣に取り組んでほしいと言ってるんだ」
- このアルバムの大半はビートルズ時代に作られており、フィルスペクターらと自分の曲だけを真剣に取り組み続けた成果になっている
- LPの三枚目はいろんなアーティストとのジャムセッションであり蛇足な一枚にも思えるがこの時期のジョージがビートルズという箱から抜け出した象徴といえる
- 三枚目はあるべくしてある
- という解説を妻にしたことはない
- 素朴だけど地に足の着いた音を妻は純粋にいいと思ったらしい
- しかしジョージにはいろいろ邪推してくる自分より素直な妻の感想が喜ばれるだろうな
- そうか、そういう音楽の聴き方もあるのかと当たり前のことを思った
という話